0→1(ゼロカライチ)

ゼロからイチを生み出す、26歳フリーライターのブログ。

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【アジアカップ】ロシアW杯と同じ轍。森保ジャパンに足りなかった戦術的な柔軟性。

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完敗と言えるゲームだった。


アジアカップ決勝、カタールと対戦した日本代表は、1−3で敗戦。


森保ジャパン発足時から掲げていた第一の目標、アジア王者奪還は叶わなかった。

前半、戦術的に後手を踏み2失点。

カタールのサンチェス監督は「対日本」のシステムを、しっかりとチームに落とし込んでいた。


この試合、カタールは3−5−2のシステムを採用。3人のDFを並べ、守備時に4−4−2となる日本の1stDF(大迫と南野)に対し数的優位をつくる。そこから日本の選手を釣り出し、空いたスペースと人をチームとして意図的に活用することができていた。

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(カタールが後方でひとり多い状況をつくる)

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(原口が出ると2番が空く)

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(長友と柴崎が出ると11番が顔を出す)

※これらの画像はイメージです。


逆に日本は、相手が予期せぬシステムだったのか、完全に後手を踏んでしまう。チームとしてマークが定まらないまま、あれよあれよと2失点。


いずれも素晴らしいシュートではあったが、相手にボールを運ばれ、シュートチャンスを与えてしまったことが痛かった。

南野のゴールで、1点を返したものの。

日本は後半になると、酒井と長友の両SBを前半より高い位置へ。前線の選手たちの距離間も縮まり、ボールとゴールを奪いに行く強度を高めた。また、酒井は効果的な斜めのパスを何度か披露。今大会、攻撃面でもっとも躍動した時間帯であったように思う。

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(また日本は後半17分原口に代えて武藤を投入)

そして後半24分、ついに南野のゴールが決まり1点差。カタールの守備組織を攻略する糸口が見えはじめ「よし、追いつける」と、日本人なら誰もが思った。…ことだろう。


しかし、後半38分。カウンターから与えたCKで、吉田がエリア内でハンドの判定。このPKを沈められ、勝負は決した。

足りなかった戦術的な柔軟性。

結果として、前半に後手を踏み2失点を喫したことが、最後まで重くのしかかった印象だ。


日本代表には、戦術的柔軟性が足りなかった。それはピッチ上で何が起こっているのか、チームとして状況を把握し、チームとして解決策を弾き出すこと。


思えば、ロシアW杯。フェライニとシャドリを投入し戦術を変えてきたベルギーに対し、日本は為す術なく敗れ去った。


今大会でも、同じ轍を踏むかたちとなってしまったのだ。

日本サッカーにとって意味のある敗戦にしてほしい。

森保体制発足から5ヶ月、12試合目で喫した初黒星が、アジア王者奪還をかけたファイナルだったということ。


これからの日本サッカーにおいて、大きな布石を打ったように思う。また今後の躍進によって、昨日の敗戦をポジティブに彩ってほしい。


2022年カタールの地で、新たな歴史を刻む日本代表を、僕たちは信じているのだから。

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