日本のサッカーファンに大きなニュースが飛び込んできた。
来月6月から開催される南米王者決定戦「コパ・アメリカ2019」。招待枠として、我らが日本代表も出場が決まっているこの大会を、DAZNが独占で配信するというのだ。
”独占”ということは、おそらく地上波をはじめとするテレビでの放映はないだろう。サッカー日本代表が出場する大会の全試合をデジタルプラットフォームで配信する、というのは国内で史上初らしい。
コパ・アメリカとは
コパ・アメリカは、1月に開催されたアジアカップや欧州選手権(EURO)のように、4年に一度、その大陸のチャンピオンを決める大会だ。
優勝国には南米No. 1の称号と、W杯の前哨戦コンフェデレーションズカップの出場資格が贈られる。
今回のコパ・アメリカ2019の出場国はこちら。
すでに世界的なスーパースターも出場を決めているブラジルやアルゼンチンをはじめ、コロンビアやウルグアイ、チリなどといった強豪国がぶつかり合う。
日本代表にとってのコパ・アメリカ
日本代表にとって、このコパ・アメリカに参加するメリットは、そんな世界的な強豪国と、海外で真剣勝負ができることだろう。
「キリンチャレンジカップ」と銘打って国内で開催される親善試合は、もちろん選手たちは本気なのだろうが、対戦相手の来日メンバーやモチベーションなど、どこか真剣さが足りない印象だった。
また、W杯で結果を残すことを考えると、日本代表にはアウェイと呼ばれる場所での経験が必要だ。一挙手一投足に歓声があがってしまう日本でばかり試合をしていられない。
金銭面や政治面など詳しい事情まではわからないが、競技面だけで考えると、非常に有意義な参加と言えるのではないだろうか(有意義なものにしなければならないのだが)。
DAZNとは
今大会の独占配信を決めた「DAZN(ダゾーン)」は、好きなスポーツをいつでもどこでも楽しむことができるという、スポーツ専門チャンネル。
明治安田生命Jリーグのリーグ戦全試合、プロ野球11球団主催試合をはじめとする国内コンテンツに加え、海外からはサッカーのUEFAチャンピオンズリーグ、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAなども配信している。
さらにメジャーリーグ、F1、テニス、バスケットボール、格闘技、エクストリームスポーツなど、130以上のコンテンツ、年間7,500試合を提供。
月額1,750円で、あらゆるスポーツのライブ中継と、見逃し配信やハイライト、特集番組などといった充実したコンテンツも楽しむことができる。