トッテナムvsリヴァプール。そしてチェルシーvsアーセナル。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のファイナルへ駒を進めたのは、いずれもプレミアリーグのチームとなった。
長い歴史を数えるヨーロッパサッカーにおいて、ひとつのリーグがファイナルを独占するのは初めてのことらしい。
タイトルをかけた「ビッグロンドンダービー」。
ELファイナルの舞台は、アゼルバイジャンの首都バクー。
セビージャ時代に3連覇という偉業を成し遂げたアーセナルのエメリ監督にとって、決勝の舞台は4度目となる。またチェルシーに対しては、今季リーグ戦でダブルを達成し、やや有利といったところか。
対するチェルシーのサッリ監督。プレミアリーグは3位で終えてCLの出場権を獲得したにもかかわらず、解任の噂がたえない。タイトルをもたらし、フロントやサポーターをひとまず納得させたい。
ともにロンドンに本拠地を構える注目の「ビッグロンドンダービー」は、日本時間5月29日午前4時にキックオフ。
セミファイナルの激闘を勝ち上がった両雄。
CLは、クラブ史上初のファイナル進出となったトッテナムと、2シーズン連続のファイナリストとなったリヴァプールが合間見える。
両チームとも、セミファイナルを劇的な勝利で勝ち上がってきた(トッテナムはクォーターファイナルも劇的だったが)。
今季のリーグ戦で2勝しているリヴァプールが優勢と思えるが、いずれの試合も終盤にスコアが動く1点差の好ゲーム。それだけに、実力差はそれほど大きくないと見るのが無難かもしれない。
トッテナムはケイン、リヴァプールはフィルミーノと、前線のキーマンが決勝の地マドリードには間に合う模様。
ベストメンバー同士での熱い闘いが期待されるファイナルは、日本時間6月2日午前4時キックオフだ。