こんばんは。ぼーのです。
このブログを読んでいただいているみなさん、いつもありがとうございます。
急になんだ、って話ですけれども。笑
コメントやはてなスターとかもらえると、やっぱり嬉しいなぁと改めて思いまして。
もっと読んでいただけるよう、努めていきます。
3度目の研究所
さて、今日もボディコピー研究所ということで。
広告を紹介しつつ、コピーについて考察していきたいと思います。
タイトルにもありますが、今回は赤石正人さんのJR九州のコピー。
ハッとさせられました。
JR九州
思い立った日が、
父の日、母の日になる。
帰らなきゃ、とは思っている。
親もいい歳になって来た。
でも、こちらもいい年齢になって来ていて
仕事での責任も重くなり、
なかなか休むことができなかった。
現実的には、年一回、
四、五日帰省するのがやっとだった。
もし、これが十年続いても
単純計算で四、五十日しか会えないことになる。
十年で一緒に過ごす時間が、
たった二ヶ月にも満たないのか…。
通勤電車を待つ間あいだに、そんな計算をしてしまった。
実家は、この九州の南のほうにある。
故郷は、このレールの先にある。
会うたびに、白髪がふえていく父。
無理して帰らなくていいよ、といつも言う母。
が、目に浮かんだ。
これから先、僕は、
人生で、何日帰省するのだろう。その週末、僕は、つばめで故郷に降り立った。
身を以て共感
さあ、みなさん。このコピーを読んでどう思いましたか。
僕はすごく共感したというか。グッと来ました。
僕も現在、地元を離れて働いて生きています。
このコピーを読んでから、親との時間は限られていることに気付かされ、そしてもっと大事にしなきゃダメだなと思いました。
具体的な数字
このボディコピーのポイントは、具体的な数字を使っているところだと思います。
もし、これが十年続いても
単純計算で四、五十日しか会えないことになる。
十年で一緒に過ごす時間が、
たった二ヶ月にも満たないのか…。
十年で、二ヶ月しか合えない。
子供の頃、当たり前のように毎日を共にしていた家族と、今はそれしか会えないのです。
家族との時間のカウントダウンが始まっていることに、気付かされました。
広告の目的
肝心の、この広告の目的も忘れてはいけませんね。
もっと新幹線を利用してもらおう。新幹線をもっと身近な存在にしよう。
そういった目的を僕は汲み取りました。
具体的な数字を使って、強い共感を生み出すことで、本来の目的まで誘っているのですね。
…ちょっと言い方はアレだけど。笑
嘘をつかないこと
このコピーには逸話があって、赤石さん自身が25歳くらいの時、実際に思ったことを書いたそうです。
赤石さん曰く、自分が実際に感じたことを、正直に書くことが重要なんだとか。
それが、説得力や共感力を生み出すんでしょうね。
自分の経験と向き合って、これからもコピーライティングに取り組みたいと思いました。
↓参考文献↓