どうも、こんばんは。ぼーのでございます。
今日で9月も終わり。
とりあえず今年の残り3ヶ月、もっと頑張ります。
ボディコピー研究所7
今日はボディコピー研究所といきましょう。
この記事のタイトルでお気づきになられた方もいるかもしれませんが、この「ボディコピー研究所」というコーナー名。
ちょっと長いんで、これから記事のタイトルには「BCK」と書きたいと思います!
…さぁ、そんなこんなで。
今回は福田宏幸さんが手がけた本田技研工業、FITの広告。
クールなトンマナが好きです。
FIT(本田技研工業)
(Googleでの広い画です。。)
進化とは、
フィットすること。
地球上では、大きくなることだけが、進化ではない。
大きさ、かたち、性能・・・。すべてを地球環境に
適合=フィットさせなければ生き残れない。
限られたスペースと、限られたエネルギーをうまく利用する。
その知恵を備えたものが、進化の頂点に立つ。
進化とは、フィットすること。
地球のクルマが、またひとつ、新しい進化をとげる。
福田宏幸さんのボディコピー論
いつも参考にしている『何度も読みたい広告コピー』の中に、福田宏幸さんのお話が載ってあります。
その中で、ボディコピーの1行目の重要性を謳っています。
「とにかく最初に、1行目をたくさん書く。すると、2行目以降がスラスラと浮かんでくる、いい1行目に出会う事ができるのです。(中略)フィットの場合も、この最初の1行目で、全体のトーンを、決めました。」
まさに、プロならではの発想だなと感心しました。
1行目に迫る
そんなボディ1行目に注目してみましょう。
地球上では、大きくなることだけが、進化ではない。
どうでしょう。良い仕事してると思いませんか。
布石感にシビれます。黒子感というか。
この広告全体の主役はもちろん、
進化とは、フィットすること。
キャッチだけでなく、ボディの後ろから2行目にも登場するこの言葉。
主役につなげるための1行目、ですよね。
福田さんがどのような手順で全体を仕上げたのかはわかりませんが、僕はそう読み取りました。
描写も大事
僕の好きなコピーライターである谷山雅計さんの広告についての言葉で、「描写じゃない、解決なんだ。」という言葉があります。
言葉は何かを描写して気を引くためだけではいけない、しっかりリアルの解決につなげることが重要。
そんなことを表した一文なのですが(詳しくは谷山さんの本をご覧ください)、ボディコピーにおいては、描写も大事になってくるのかなと最近思っております。
ボディ2行目の
大きさ、かたち、性能・・・。
これは、後の「適合=フィット」のイメージを助ける描写です。具体例、とも書かせていただきました。
そしてまた、文章にリズムももたらしています。
もちろん谷山さんが広告における一切の「描写」を許さない、というわけではないことはわかっています。
一つの手法として、あくまでトッピングとして、描写することも大事にしていきたいと思いました。
福田宏幸さんから教わったこと
今回の、福田宏幸さんのFITの広告で教わったことをまとめます。
まずは、ボディコピー1行目の重要性。
福田さんは、とにかく1行目を書きまくる。そしたら、ゴールまで導いてくれる良い1行目を生み出すことができる。
僕にそれができるかは別として、それだけ1行目が重要なのだと。改めて思いました。
そして、描写することの重要性。
やっぱり読み手ありきのこういった文章ですからね。
どのように書いたら文章を読みやすいか。物事をイメージしやすいか。商品を買ってもらえるか。
読み手のためにあくまでトッピングとして、描写することも重要なのかなと。
そんな感じです。
やっぱり楽しいっす
なんだかこのボディコピー研究所になると、いつにも増してまとまりのない文章になってしまいますね。
すみません。
ただ、こうして僕が好きなコピーについて書くのはめちゃくちゃ楽しいです。
コピーを知らない方にも楽しんでもらえるよう、これからも継続していきます。
↓参考文献↓