どうも、ぼーのです。
今日も元気に更新しましょう。
ボディコピー研究所11
忘れた頃にやってくる企画「ボディコピー研究所」。
この企画は、往年の名作コピーを取り上げ、僕が個人的に感想を述べていくというものです。
今回から、タイトル部分を「BDL(ボディコピーラボ)」としました。
2018年は隙あらばこの企画をぶち込みたいと思ってます。
シンプルにコピー好きだし!コピー上手くなりたいし!
earth music&ecology
ってことで今回は、児島令子さんが手がけたearth music&ecologyのコピー。
宮崎あおいさんの結婚を祝う意味でも、こちらにしました。(?)
女子
ではなくて、
女の子。
女子と呼ばれる時代に生きる、わたしたち女の子は。
弱くはないけど、揺れている。女の子という繊細。
強くはないけど、うつむかない。女の子という前向き。
女の子はずっと生きつづける。女の人になっても。
この世界の大切な一部分をつくってるから。
あした、
なに着て
生きていく?
女の子を支えるブランド
earthは、ウィメンズ・キッズ製品を扱うアパレルブランド。
あした、なに着て生きていく?
女の子にとってなにを着るかということは、どんなふうに生きるかということ。
earth music&ecologyは、自分の人生とファッションを愛している女の子のために、オシャレで着やすく、ホンモノで買いやすいアイテムを揃えたブランドです。
サイトにあるように、女の子の人生を洋服から支える。
そんなイメージが強いブランドです。
コピーも女の子の後ろにいるイメージ
さて、それを踏まえて今回のコピーに関してですが
女の子を後ろから支えている、女の子の背中を押しているコピーだと思いました。
「繊細で、前向き。そんなちょっと複雑な生き物だけど、これからも女の子みんなで世界を創っていこう。」みたいな
前で引っ張って、道を示してくれているわけではない感じがするんです。
んー伝わりますかね。笑
女の子という〇〇
このコピーで印象的なのは2行目と3行目の「女の子という〇〇」という表現。
弱くはないけど、揺れている。女の子という繊細。
強くはないけど、うつむかない。女の子という前向き。
「<名詞>は、<形容動詞>」(女の子は、繊細)
ではなく
「<名詞>という<形容動詞>」(女の子という繊細)
なんですよね。
この「という」の使い方。
「という」を「=(イコール)」の意味で使っているこの感じ。
「という」を使うことで、その後の形容動詞がより内側にある感じがします。
今回で言うと、「女の子」と「繊細」がより密着してる感じがします。
そういう感じがするのです。笑
時代との兼ね合い
そしてこの広告が出された2011年の秋は
「女子」という言葉がメディアに溢れていたのだそう。
だからこそ、earthはあえて「女の子」と言う。
それによって、earthの女の子的世界観を改めてアピールする。
女子
ではなくて、
女の子。
このキャッチコピーには、そんな意味合いが最も顕著に表されています。
時代と個人
今回の広告からは、時代との兼ね合いの重要性を改めて感じました。
当たり前すぎるかもしれませんけどね
児島令子さんは「コピーは時代を反映すると言うが、ほんとは時代の空気を吸っているコピーライター個人の意識が反映されている。だからコピーは面白い。」と指摘されていました。
…確かに。笑
僕個人として意識を反映できるように、これから頑張っていきたいと思いました。
↓参考文献↓