どうも、ぼーのです。
サッカーW杯、楽しいですね。楽しんでますか。
今夜24時からは日本代表の第2戦、セネガル戦が行われます。
第1戦はまさかの勝利
さて今さらですが、日本代表は第1戦強豪コロンビアを相手にまさかの勝利。
日本の勝利を予想できたサッカーファンは、おそらくこの世に存在しなかったことでしょう。
もし予想できていたのなら、もっとちゃんとサッカーを見たほうがいいかもしれません。笑
大迫の取り上げられ方
そしてこの試合、決勝点を挙げMOMに輝いたのが1トップの位置に入ったFW大迫勇也。
コロンビア戦翌日のメディアは、朝から日本の歴史的勝利と大迫の活躍で大騒ぎしていましたが、僕は各局の報道の仕方がめちゃくちゃ気になりました。
はい。コロンビア戦のダイジェスト映像よりも、この「半端ない」くだりの方が長かったのではないでしょうか。
W杯という世界最高峰の舞台で繰り広げた活躍をないがしろにして、今から9年も前の話を。しかもどの局もこぞって。。
非常にがっかりしました。
ということで今日のセネガル戦のためにも、2018年の大迫がどう「半端ない」のか、僕なりの解釈で説明したいと思います。
コロンビア戦の大迫の活躍
先に5つ並べたいと思います。
- 前線からのチェイシング
- 身体を巧みに使ったボールキープ
- 相手DF裏へのフリーラン
- CKからのヘディングシュート(決勝点)
- ハメスへのシュートブロック
ということで、ひとつひとつ説明していきましょう。
前線からのチェイシング
一般的にFWは、点を取ることを主な仕事とされるポジションですが、現代サッカーにおいては前線の攻撃的な選手のチェイスが非常に重要です。
たとえば、コロンビアの23番の選手がボールを持って攻める場面。
前線の大迫と香川が相手のパスコースを消しながらしっかり相手を追い込むことで、23番は4番へのパス(赤い矢印)を余儀なくされます。
すると、結果として相手の4番の選手1人に対して、2人で守備をすることができ、ボールを奪うことができるのです。
前線からのチェイスがあると…
●相手のプレーを「制限」できる
●味方が相手のプレーを予測でき、有利に立ち回れる
身体を巧みに使ったボールキープ
もはや大迫の十八番とも言えるプレーですが、この試合でも随所に効いていましたね。
体格的・技術的に不利とも言われる南米の選手相手に対して、まったく引けを取っていませんでした。
前線でボールをキープできると…
●チームを立て直すことができる(端的に言うとね)
●相手の攻める時間を取り上げることができる
相手DF裏へのフリーラン
たとえば、日本が右サイドでボールを保持した場面で、大迫が相手DF17番の裏のスペース(赤い丸の部分)に走ります。
するとどうなるか。
大迫をフリーにするわけにはいきませんから、相手DF3番の選手も大迫についていく。そうすると、今度はよりゴールに近い中央のスペースが空いてくるのです。
赤い丸が移動しているのがお分かりいただけるでしょうか。
これを、大迫は試合を通してずっとやっていました。たとえボールが出てこなくても、たとえ自分がゴールから遠ざかったとしても、味方のために走るのです。
裏へのフリーランがあると…
●縦パス一本でチャンスを生み出せる
●相手のディフェンスを揺さ振ることができる
CKからのヘディングシュート(決勝点)
これは言わずもがな。
FWとしていちばん大きな仕事をしてくれました。
この本気の表情に、思わず僕も興奮してしまいました。
CKからゴールを決めることができると…
●勝てる
●てか勝った
ハメスへのシュートブロック
日本が勝ち越した後に迎えた、相手CKからの大ピンチ。
相手のエース、ハメス・ロドリゲスの決定的なシュートをブロックしたのも大迫でした。
あれはまじで危なかった。。
相手の決定機をブロックすると…
●勝てる
●てか勝った
「半端ない」の本質を
ということで、2018年の大迫がいかに「半端ない」のか、お分かりいただけたでしょうか。
僕が日本のメディアに対して、非常にがっかりした理由がお分かりいただけたでしょうか。
「半端ない」ことは、ある意味間違いではありません。
ただ、どのように「半端ない」のかを理解できると、サッカーはより面白く感じられる。
掘るべき場所を掘らないから、いま日本のサッカー人気は低下しているのだと思います。
いよいよキックオフまで2時間を切ったセネガル戦。
「半端ない」の本質にも注目しながら、日本代表を応援しましょう。
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