会社や学校で何年も顔見知りなのに、会話はおろか挨拶すらしたことがないような人。
居酒屋でたまたま隣の席だっただけで、その後の公私を共にできてしまうような人。
もちろん単純に時間だけで語るのはナンセンスだが、人の縁というのは、本当に面白い。
さすらい、再び。
おととい、9月の中旬におこなわれたさすらい合宿のメンバーと、新宿でお酒を飲んできた。
さすらい合宿とは、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」による地方創生推進活動のひとつで、おもにフリーランスとして活動する人を募り、地方の課題を解決しようという企画。
今回ぼくが参加したのは、岩手県八幡平市で「イケてるポスターの制作」という課題に取り組むものだった。
出会って10日。
2週間前、まだ暑さが残る盛岡駅で初めて顔を合わせたメンバーが、その10日後、新宿で仲睦まじく(自分で言うスタイル)お酒を交わしていた。
人の縁というのは、本当に、面白い。
合宿最終日の制作プレゼンを終えてから、ゆっくり話したのはこれが初めて。
お互いのコピーやデザインにああだこうだ言い合い、自らのそれには後悔の念をうだうだと溢した。
そして普段は孤独なフリーランス。改めて、誰かといっしょにモノをつくることの楽しさも確かめ合った。
今後なにかチャンスがあれば、またこのメンバーで働きたい。
個人的には、もっともっともっともっと、コピーを書けるようにならなければと謎の使命感に包まれた。今なお、ぼくはその中にいる。
驚きと喜び
さすらい合宿は、以前の記事にすこし書いたが、割とハードなスケジュールだった。
そんな中で、赤の他人同士がこんなにも距離を縮めることができたことに、ぼくは驚きと喜びを感じている。
フリーランス同士で感覚が似ていたのだろうか。
ランサーズ運営局の方々のおかげだろうか。
八幡平でのハードなスケジュールが絆を強めたのだろうか。
…いずれも該当しそうだ。
出会いをつかむ大切さ。
社会人2年目に東京へ来てから、「出会い」の面白さや大切さを、身を以て感じている。
これからも、能動的に「出会い」をつかみにいきたい。
そう思わせてくれた、路面濡れた新宿の夜。
今回のさすらい合宿のメンバーとは、「続編」がある気がしてならない。
そのときは、またここに記しておこうと思う。