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地方創生に興味ありまくりな29歳コピーライターのブログ。

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【週刊エッセイ#3】不採用のメッセージ。

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どうも、ぼーの(@nobo0630)です。

今回も、自分のnoteに書いているエッセイをまとめてみました。

なんかただのエッセイまとめブログ、みたいになってしまっていますが…来週は「週刊エッセイ」以外の記事もしっかり書きたいと思います。


…うん、どうだろ。笑

カレールウじゃあ、食べられない。【8月14日(金)】

「失敗は成功のもと」という言葉があります。キングコング西野さんは「上手くいかなかったという結果は成功するためのヒントになるから、僕にとって失敗なんてのはあり得ない」みたいなことを仰っていました。たしかFacebookかVoicyだったような気がします。

そんな彼の言い分は、誰にとってもけっこう容易に想像できるものだと思います。あらためてコトバの意味を調べると「失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということ」とありました。

ただ最近「原因を追究したり、欠点を反省して改善していく」ことの重要性を、個人的に感じています。恥ずかしい話ですが僕はこれまで、あまり失敗の原因を究明できていませんでした。いわゆるPDCAを、上手く回せていませんでした。

誰でも美味しいカレーが作れる“ルウ”も、さすがにルウのままでは食べられません。食材を切って火を通して、水を入れてルウを溶かす。こうしてようやく、美味しいカレーができあがるのです。

失敗して得た「成功のもと」をそのまま放置せず、しっかり頭と手を動かして、良い結果を味わいたいと思っています。


しんちゃんを見てられなかった。【8月15日(土)】

何気なく夕方に点けたテレビで『クレヨンしんちゃん』が放送されていた。まあ知ってはいたんだけど、しんちゃんの声が変わっていた。かつて僕が毎週ミュージックステーションの前に見ていた「野原しんのすけ」ではなくて、チャンネルを変えた。耐えられなかった。


子どものころに見ていたアニメの声優が、軒並み変わっている。しんちゃんだけじゃなく『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』。『ドラえもん』なんて、最たるものだ。僕の中のドラえもんは、いまだに大山のぶ代さんの声である。のび太もしずかちゃんもジャイアンもスネ夫も、おそらく一生、僕の中では“むかし”の声なのだろう。


キャラクターをそのままに「声だけを変える」というのは、 “ものすごい一手”に感じられる。まあだからこそ、たとえばドラえもんでは画のタッチを筆頭とした全体のトンマナにもメスを入れたのかもしれない。

でも、なんと言うべきか…個人的な想いをストレートに言うなれば、考えられない。原作があるとはいえ、やめてほしい。声が変わった彼らは、もう別人だ。見てられない。声優が亡くなったら、そのキャラクターもいなくなってほしい。新たな声優と共に、新たなキャラクターを生み出してほしい。


それぐらい、僕にとって「声」は大きなものに感じられた。もう申し訳ないけどね、今のしんちゃんはしんちゃんじゃないのよ。


ヒャクイチ思考。【8月16日(日)】

ジンバルを買った。シンプルに、欲しかったから。これから新しく「動画」を趣味にしよう。

生活必需品ではないような“趣味レベル”の欲しいモノができた時、基本的に僕はYouTubeやAmazonで軽くレビューを見て、すぐに買ってしまう。「やっぱり買おうかな」「どうしようかな」と、自分の頭を欲しいモノに奪われ悩む時間がもったいないからだ。実際に生活を共にしてみて、合わなかったらメルカリで売ればいい。


「百聞は一見に如かず」という言葉があるが、僕はこの言葉が大好きだ。自分とまったく同じ経験を重ね、まったく同じ感覚を持ち合わせている人間はいない。他人が「マズい」というモノも、僕にとっては「おいしい」のかもしれない。まずは自分の身を以て、“食べてみる”ことが重要だと思っている。


思えば僕は、コトにおいても「百聞は一見に如かず」だった。

コピーライターになるために上京するという計画を話した時、会社の先輩からネガティブなことを言われた。「会社にいたほうがいい」とか「叶えられるとは限らない」とか、アリキタリだけど、そんなことを言われた。でも結局僕は、自分の感覚を頼りにして、いま東京で生きている。あの時あの先輩を無視して、自分を信じて本当によかった。強がりじゃなく、そう思っている。


これからも「百聞は一見に如かず」を大切に生きていたい。ああでも、ちょっと長いから略称にしましょうか。

「ヒャクイチ思考」とか、どうでしょう。

青い芝生。青い自分。【8月17日(月)】

最近こんなことを考えている。

というのも僕は、素直になれなくて後悔することが多いからだ。変な意地を張ったり、それゆえ嘘を言ってしまったり。だから、たとえば弱さをさらけだし、素直に振る舞える人をうらやましく思うのである。

そんな素直な人も自分の振る舞いを後悔することがあるのかなあ、という話だ。「隣の芝生は青い」じゃないけれども、僕があこがれているような人にも、きっとあこがれる場所があるのだと思う。


僕が弱さを見せられなくなったのは、学生時代の生活が大きく影響しているのだと思う。勉強が“できる方”になってしまい、いわば「優等生キャラ」になった。友だちや先生、親からの視線を感じ(まあ誇りもあったけど)、“できない”自分をたやすく見せられない体質になってしまったのである。

その反省を経て、今はマシになった方だと思うが、まだまだ自分が満足できるレベルでは素直になれていない。まだまだ自分は、青い。青すぎる。



今度、オンライン飲みをした時にでも、学生時代のいじられキャラに訊いてみよう。取材、してみよう。

マスクと違和感。【8月18日(火)】

カフェで仕事をするため、支度をして家を出る。駅へ向かう道中の2〜30メートルほどを歩きながら、違和感を覚える。あれれ、なんだかいつもと違うな。なにか忘れたか…?

マスクだった。マスクをせず、外気が顔の全面に降りかかっていることに違和感を覚えていたのだ。僕は引き返す手間に落胆しながら、一方ですこし感心した。もうマスクありきの生活にすっかり慣れていたのだな、と。


世界が一変してから、どれくらいの時間が経ったのだろうか。カレンダーを見返すと3月までは普通に取材に行っていたから、5ヶ月ほどだろうか。5ヶ月前、マスクは風邪を予防する柵であり、花粉症の人にとっての盾だった。それが今や、必需品となっている。もう人類の皮膚は、鼻と口と覆うように進化していくのではないか。僕はそんなことも密かに考えている。


マスクがないことに違和感を覚え、感心したが、すこし虚しくもあった。5ヶ月前までの写真のように、今後マスクをすることなく、だれかと“密”な距離感で笑い合える日は来てくれるのだろうか。

まあ、僕はあまり期待しないでおこう。希望の数だけ失望は増えると、桜井和寿さんも言っているからね。


不採用のメッセージ。【8月19日(水)】

なぜか今日、ふと自分の大学時代の就活を思い出した。どこの企業か忘れたが「仕事をする上で最も大切にしたいことは何ですか」というESの問いに対して、僕は「自分の気持ちです。自分が幸せでなければ他人を幸せにできないからです」みたいなことを書いた。至極、正直な答えだった。

結果、その会社には落ちた。まあ今思えば、当然なのかもしれない。自分のことを第一に考えているヤツなんて、誰が採用しようと思うのだろう。


しかし、僕は「当時の僕」に感謝している。自分の気持ちを大切にしたいという考え方は、今の自分にも通ずる価値観だからだ。よくぞあの時なにも考えず、バカ正直に書いてくれた。お利口な言葉を並べていわば嘘をついて、ヘンに入社していなくてよかった。ちゃんと不採用をもらえて、ほんとうによかった。


入社試験には企業が学生を試しているようなイメージがあるが、僕は双方主導のものだと思っている。不採用は「あなたはこの会社に要りません」ではなく「あなたはこの会社に入らない方が賢明です」というメッセージなのだと思う。だからある意味、不採用が正解だったりすることもある。…いや、強がりかな。まあでも、そのおかげもあって、今こうしてフリーランスとして生きられているような気もする。


僕は今後、どこまで正直に生きられるのかなあ。とかなんとか。


同年代の友人達が家族を築いてく【8月20日(木)】

夕方、地元の同級生10人で構成されたグループLINEに、新着のメッセージが届いた。「無事2人目が生まれました!」だそう。彼は4年前に結婚し、今は起業に向けて勉強している、とか言ってたな。

同年代の友人達が
家族を築いてく
人生観は様々
そう誰もが知ってる

Mr.Childrenの『花-Memento-Mori-』』という曲に、このような一節がある。どこか物憂げに自分の現状を嘆くような言葉だが、まさに、僕はこのような感情になった。この曲が収録された『深海』を聴き出し、気がついたら3周していた。



人生観は様々なのに、なぜ“憂鬱め”な気分になるのだろう。今回だけじゃない。たとえば学生時代の友人が結婚するたびに、ちょっと沈む。いやもちろん、それ自体は全然おめでたいことなんだけれども。そして、沈む自分を感じて、また沈む。自分の人生の軸をどこに置いているのだろうと、情けなくおもい悔しさがにじむ。

ただ、まあね。自分に迷う時は「風を集めて空に放つよ」。立ち止まって深呼吸して、「心の中に永遠なる花を咲かそう」とおもう。

うん。咲かそう。



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