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地方創生に興味ありまくりな29歳コピーライターのブログ。

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【地方イベント】Liveで欲しいのは「Webに載っていない情報」。やはり“読むだけ”のプレゼンは沢山です。。

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どうも、ぼーの(@nobo0630)です。


僕はいま東京に住んでいるんですが、最近は地方での活動に興味津々です👀


ここ最近はオンラインイベントや現地ツアーなどに参加しまくっているのですが、今回はライブ配信で行われた地方のイベントを視聴。そこで感じたことや考えたことを記していきたいと思います。


今回は正直…けっこうネガティブな印象からの学びが多かったです😶

リモート体験ツアー【地域情報編①東毛3市大集合】


今回僕が視聴したのは、群馬県のイベント。県の職員に加えて、館林市・太田市・桐生市という3つの市の担当者が登場してくれました。

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(イベントのメインビジュアル。僕は19日に参加しました)


上記のメインビジュアルにもあるように

・各市の魅力を3つのポイントでご紹介
・比べるからこそわかる!各地の特徴
・ホームページだけでは分からないことも、直接話を聞けるから解決!

という3つのポイントが事前に示され、子供がいない僕としてもどんな話が展開されるのだろうと楽しみにしていました。


冒頭に「県からの話→3市それぞれからの話(①館林市②太田市③桐生市)」という全体の流れが説明がされました。


ちなみにこの配信の模様は、桐生市のNPO法人「キッズバレイ」さんのFacebookで行われ、現在もアーカイブが残されています。


fb.watch

印象的ポイント

群馬県は「リモート県」

まず、このイベントを聞いていて印象的だったのは、群馬県が「リモート県」というテーマを掲げていたということです。


①首都圏に近くて土地や物価も安い群馬なら、広々とした環境でのびのびとリモートワークが可能
②そしてこの群馬の魅力を、リモートで発信していくんだ

という2つの意味を込めて「リモート県」と定めた、とのことでした。


言葉としては群馬県の“外”だけでなく“内”の自治体にとっても指針となる、良いものなのではないかと思います🙂

ファシリテーターは見事

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(「facilitation」のイメージ。どないやねん)


また、今回のイベントのファシリテーターは「キッズバレイ」の女性の方が務めていたのですが、そのファシリテーションっぷりが見事でした👏


終始にこやかに場を回してくれていましたし、それぞれの市のトークの間を上手く取り持ってくれていたと思います。


そして参加者(というか僕)が気になったことや、またスピーカーの人間性なども引き出す、配慮に満ちた質問が印象的でした。

残念ポイント


とはいえ、正直僕にとってはネガティブな印象も多かったイベントでしたね。

もはやおなじみ「〇〇があります」だけのプレゼン

まず、地方が見せるプレゼンとして“おなじみ”とも感じられる現象が起こっていました。


3市とも「〇〇があります」ばかりを伝えており、聞き手にとっての「価値」を示している自治体はなかったように思います😢


まあひょっとしたら向こうは、「すでに群馬での子育てに興味を示している人」をターゲットとしていてそもそも「価値」を感じているという人がいるという前提だったため、僕が憂鬱に感じるのは必然だったのかもしれません。


…うん。その可能性は全然ある🤔


いやでもそうだったとしても、資料は見づらかったしマニュアルに沿った話ばかりだったし(失礼)、もっと聞き手の気持ちを考えてほしかったなあと思います。

端的でもいいからスピーカーはプロフィールを示すべき

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(まず受け入れ合う関係性を作りたい)


また、これまで多くのイベントを通じて感じていることでもありますが、やはり移住系イベントの話し手はプロフィールを示すべきだと思います。


たしかにどの自治体の方も「名前」と「所属している“課”」は話していたんですが、その人がUターンなのかIターンなのか、はたまた生まれてからずっとその土地で過ごしているのか


そのバックボーンを明らかにするだけで、聞き手としてはだいぶ印象が変わると思います。というか僕の原体験として、変わります。その人への興味も含めて。


あと「私も外から移住してきたんですけど」や「ずっと住んでいるけど魅力的なところで」など、話のネタのきっかけになる可能性もありますよね。


参加者も質問も浮かびやすくなるような気もします。

欲しいのはWebでは伝わらない情報

あと市の方は個人的に好きなものを言うとか…とにかく話し手の個性をもっと出すべきだと思いました!


一回、ファシリテーターの方が館林市の方に対して「好きな食べ物はありますか?」と訊いた時があったんですよ。すると訊かれた方は「やっぱり…ラーメンですね笑」みたいな、自治体のプレゼンマニュアルには載っていないような個性が見えました。


僕はその瞬間グッと親しみを抱くことができましたし、参加者がライブやイベントで聞きたいのはどちらかと言うと、そういうWebでは分からない部分(今回だと人柄とか)ではないでしょうか。


しかし、どの自治体も調べれば出てくるような内容をなぞっていて…(僕はこのブログや情報収集のためにも聞いていましたが)正直時間がもったいなく感じました🙄

ライブでやってる意味が感じられなかった

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(LIVE感、出してこ。)

あとは前述に通ずる部分もありますが、あまりライブ配信でやる意味が感じられませんでした


ライブの良さは、やはり「双方向のコミュニケーション」が成立することだと思います。が、今回のイベントは各自治体が順番に話していくだけ。


まあそもそものリアクション(コメント)がなかったという原因もあったと思いますが、リアクションが来るように仕向けることも重要ですよね。先月参加した滋賀県のイベントでは、その辺りのマインドが見事でした。


▼参考までに。▼
www.nobo0630.com


だから何というか…今回はわざわざライブでやらなくても、むしろ“収録”してしっかり編集してもらったほうが見やすかった、という感覚まであります。正直、はい。

画面共有すらしない強者も

そして一番の衝撃は、最後に発表した桐生市の皆さんでした。彼らはZoomの「画面共有」を一切することなく、ただ概要を読み上げるだけだったのです。


なんというかとりあえず…画面共有の大切さを再確認できました💧


内容が伝わらないのはもちろんのこと、逆に「聞き手への配慮の欠如」が伝わってきましたからね。大事だと思ったら自分でメモってくれみたいな、横柄な印象を僕は感じました。


そんでどこが「リモート県」やねん、って。序盤の話をフリにしてボケてはるんかな?と思いました。笑


まあ、めちゃくちゃしんどい時間でした。。

今回の学び

●スピーカーの個性を通して土地を伝えること
●Webで伝わらない魅力を示すこと
●双方向のコミュニケーションというLIVEの強みを出すこと
●画面共有は絶対にすること(もちろん見やすい資料で)


今回のイベントを視聴して感じたことをまとめると、こんな感じですかね。あ、そうだ。

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(事前に作られ、当日に配られたそれぞれの市のポイント)


ファシリテーターの「キッズバレイ」さんが作成したのでしょうか、このような資料が当日に配られました。


だからそう、3市でディスカッションとかしてくれても面白かったですよね。それぞれの担当者の人間性も含めた個性が、比較によって伝わってくるような気もしますし。


うーん。


まあまず意識すべきは「Webに載ってないことを伝える」ってところなんだろうなあ。


ゆくゆくは僕も現場に立って、早くコミュニケーションの設計に携わりたいですね。現場じゃないと分からないこともあるんだろうし。

▼関わらせてもらえる自治体の方、いらっしゃいませんか。▼
www.nobo0630.com



とりあえず今は情報収集と考察を繰り返すとしましょう。できることからコツコツと、ね。


ということで、今回は以上。また感じたことや考えたこと、どんどん記していきたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️

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