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地方創生に興味ありまくりな29歳コピーライターのブログ。

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【週刊エッセイ#27】履歴書が要らない世界線。

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どうも、ぼーの(@nobo0630)です。

今週はちゃんと更新できました、金曜日恒例の週刊エッセイです。

3月はこの恒例記事以外にも、またブログを書いていきたいと思っています。

割と生きてるんでね。しっかり記しておこうかなと考えてます。

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履歴書が要らない世界線。【2月26日(金)】

先週、とある地域おこし協力隊に応募してみた。自分が今後やりたいと思っている業務内容で、6つほどあった記述式の項目もしっかり埋められた。来週予定されている面接へ、進む気満々だった。

ただ、今日の昼過ぎにメールで通知された結果によると、僕は落選してしまったようだ。自分にとって天職と思えるほどの募集だったのに、選ばれなかった。もちろんこの結果も想定してはいたが、午後からは一気に心がどんよりとした。ああ、また履歴書でダメだったなあ。



大学時代から、僕は履歴書を書くのが苦手だ。自分としては書けたつもりでも、書類選考で落ちまくっていた。結局、新卒ではなんとか一社に入れたが、思えばコピーライターになった時、僕を採用してくれた師匠は「メールの文章が良かったから」と言っていた。履歴書で通ったわけではなかったのだ。

そんな僕は今後、履歴書が要らない世界線で生きるべきなのではないかと考えている。そいつは自己紹介するための、あるいは会社との相性を測るためのツールのひとつに過ぎない。だから普段の生活から、どんな人間で何ができるのかを発信できていればよいのではないか。最初から仕事ありきではなく、まずは人間関係を構築するための活動を増やすべきなのではないか。というかもう消去法的に、今の僕に残されている道はこっちしかないのではないか。

みたいなことを今は考えています。今後どうなるだろう、僕は。

感謝感謝の初登壇。【2月27日(土)】

先週と今週、東北のとある学生たちといっしょに、その地方のキャッチコピーを考えるというイベントを行いました。僕は、コピーやアイデアを教える、人生で初の講師的な役割を担わせてもらいました。今は無事完走でき、ただただ安堵しています。

年末前のメッセージでのやりとりから、年明けすぐに直接の打ち合わせをし、そしてこの2月に本番を迎えた今回のイベント。僕は講義の内容考察・進行や事前アンケートフォームの編集などを担当しましたが、とてもあっという間の1ヶ月でした。今は無事完走でき、ただただ安堵しています。(2回目)

参加者は、地元出身の高校生4名と大学生1名の合計5名でしたが、今回のイベントのMVPは彼らだったように思います。僕の拙い進行にも嫌な顔ひとつせず、Zoomを通してこちらが提示したワークに、まっすぐ取り組んでくれました。結果、いくつもの素晴らしいコピーが出来上がったと思いますし、クリエイティブやアイデアの面白さが溢れたイベントとなってくれたと思います。

また、運営・企画として僕を面白がってくれた現地のスタッフにも感謝しかありません。よくこんな“よう分からん”やつに、マイクを託してくれたなと。(笑)その大きな器と粋な計らいに、まったくもって頭が上がりません。

個人的な反省は多くありますが、とにかく感謝感謝の初登壇でした。今後は、学生たちが考えたコピーをどう活用していくか、また別のかたちでも地方に関わっていけないかなど、新たなプロジェクトにも携わっていければと思います。

だれかの人生の話が好きだ。【2月28日(日)】

今日、出会って3年ほどが経つ東京の友人とランチをしながら「言ってなかったと思うけど、私じつはバツイチなんだよね」と打ち明けられた。確かに僕は聞かされておらず、結構な驚きがあった。けれども、気づいたら根掘り葉掘り、面白がって質問しまくる自分がいた。

僕は、だれかの人生の話を聞くのが好きだ。どんなことを乗り越えてきたのか。どんなことに喜びや嬉しみを感じてきたのか。それらの過去が、現在の言動や価値観にどう反映されているのか。そんなことを確認あるいは想像するのが面白い。

その根底には、「本人が考えることが全て」というアドラー心理学のような感覚がある。他人の経験や思考は僕の価値観とは関係なく、肯定も否定もできない。ともすると、残酷にも思える距離感だ。ただただ自分にはないものとして、新しいものに触れる感覚で話を聞く。それが、めちゃくちゃ面白いのである。

「もう自分の中でネタになってるし、面白がってくれるかなと思って」と、彼女は僕に打ち明けた理由も教えてくれた。一通り話してお店を出る頃、僕はハンバーガーのサイズ以上に満腹感にあふれていた。



比較せず、刺激をもらう。【3月1日(月)】

先ほどまで、今日も地方に関するオンラインイベントに参加していた。「都会と地方の人を結ぶ」ことを一つの目的としたプラットフォームで、大学生の利用者が多いようだ。「体験者の声」として、3人ほどの学生のプレゼンを聞いた。

とても素晴らしいプレゼンだった。自分が知らない地方にポンと行ってしまう行動力や、地元の人と交流するコミュニケーション力、そしてその経緯や経験を伝える発信力など。彼ら彼女ら自身が切り拓いた、豊かな人生を感じさせるものだった。

また、自分の大学時代とも比較してしまった。彼ら彼女らと同世代だった頃、僕はあんなに考えていただろうか。感じられていただろうか。行動できていただろうか。答えはすべて「ノー」である。いやひょっとしたら、今の大学生の彼ら彼女らは、今の僕よりも優れた人間性を備えているかもしれない。

比べたところで仕方ないことは分かってるんだけどね。“優れた人間性”って、じゃあ具体的に何をもって優れているのかを迫られたら、困っちゃうんだけれども。今の学生って素晴らしいなあと感じたと。でもあくまで比べすぎないように、自分も刺激を頂戴しようと。今日はそういったところです。

地方でビッグバンを起こす人。【3月2日(火)】

年内に地方へ拠点を移すべく、ここ半年ほどは人脈を広げることを念頭に活動している。やや具体的には、まちづくりや移住に関するイベントへの参加や、都会と地方の人をつなぐプラットフォームでの交流など、である。仕事も遊びも何もかも、人間関係の上に成り立っていくからだ。まあ改めて、ここに記すようなことでもないのだけれども。

いざ地方の方々と触れ合ってみると、“変態”が多くいることに気づかされた。ひとつの会社へまじめに勤め続けることを“ふつう”だとしたら、退職して移住とか起業とか、しちゃってたりする。その変態がまた新たな変態を生み出し、まち全体がどんどんアップデートされていくのだ。

そしてそんな変態の中には、ビッグバンを起こす中心的存在がいることも分かってきた。「これやりたい!」「やってみようよ!」という、自身の想いを前面に押し出す人である。地域おこし協力隊であったり、移住コーディネーターであったり、はたまた行政職員であったり。各自治体に1人は、企画の“宇宙”を生み出す存在がいるのだ。

僕はこれまでそんなビッグバンによって、いくつかのプロジェクトに参加させてもらっている。本当にありがたい限りである。と同時に、そこまで人脈を広げられた自分を、少し誇らしく思う。そして今後も、ビッグバンを起こす人を意識しつつ、地方での活動や人脈をどんどん広げていきたいと思っている。彼らの周りには、たいてい面白い人が集まっているからね。

「そもそも」を度外視できたから。【3月3日(水)】

先月、岩手県の学生(高校生4人・大学生1人)と「地元のキャッチコピーを考える」というイベントを行った。移住スカウトサービス『SMOUT』をきっかけに、たまたま僕を見つけてくれた地域おこし協力隊の方がイベントを企画。僕もそれに共感し、学生たちが普段あまり触れることのないコピーを通じて、地域の魅力やクリエイティブの面白さを感じてもらおうと思っていた。

イベント当日は、手前味噌だが、大成功だったと思う。僕が提示したワークへ積極的に取り組んでくれた学生たちがMVPで、僕にはまだまだ改善すべきことがあるのだが。地域おこし協力隊の方も、かなり満足されていた。

そして現在は、学生たちが書いたコピーをどう活かすべきか考えている。のだが、そう簡単に話は進んでいない。また地域おこし協力隊の彼は、コピー掲載の候補先の一つである道の駅で働く「元コピーライター」という方に、このようなことを言われたそうだ。

そもそもキャッチコピーって、目的があって作るものであって、キャッチコピーありきで宣伝するって、逆だよね。
キャッチコピーは、作ることが目的化しちゃダメだよ。
地域おこし協力隊の方と元コピーライターの方は、これまでの関係性や信頼関係があり、それを踏まえて言われた言葉、らしいのだが。



僕だって、そんなことは分かってるんだ。でも、その「そもそも」を度外視できたから、今回のようなイベントが生まれたわけで、登壇させてもらった僕もその“度外視”を配慮した構成を作ったつもりだ。学生たちにとっては、コピーを考えること自体が価値になるだろうと、僕たちは思ったから。

元コピーライターの方の意見は何も間違っちゃいない。むしろ見習うべき、立派なプロ意識だ。ただ「そもそも」を話すことは正しかったのだろうか。あえて直接的に言えば、おじさんのつまらない「そもそも」が、若者の可能性を潰してしまうのではないだろうか。まあ別に、彼の価値観を否定するつもりは全くないのだけれども。



地域おこし協力隊の方はケロっとしていたが、僕にはなんだかそれなりの、モヤモヤが生まれてしまった。

来週、鎌倉へ行きます。【3月4日(木)】

移住スカウトサービス『SMOUT』を運営する株式会社カヤックが、新たなサービスを発表されました。

www.kayac.com

東日本大地震からちょうど10年を迎える来週から再来週にかけて、同社が運営する「まちの社員食堂」にて「復興ランチ」なるものを販売そうです。復興ランチは東北各地の食材を味わえる料理となっており、復興丼と復興定食が毎日60食限定で売りに出されるとのこと。さらにJR鎌倉駅すぐ近くにあるというまちの社員食堂は、普段だと鎌倉で働く人でなければ利用できないそうですが、この期間中は誰でも利用できるようです。

もうこれはね、行くしかないね。宮城出身者として地方に興味がある者として、人生初の鎌倉上陸や。東京に住んでるし来週はスケジュールに余裕あるし、鎌倉が僕を呼んでいるといっても過言ではありません。

ということで今回は、来週鎌倉へ行ってきますと。ただそれだけの話です。(笑) ここに宣言しておくことで、自分自身にもプレッシャーというか、やらねばならんみたいな気持ちになると思うからね。とりあえず身体を動かして、新たな縁を作れたらなあなんてことも思っております。


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