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地方創生に興味ありまくりな29歳コピーライターのブログ。

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【週刊エッセイ#29】ワクワクは、自分で作れる。

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どうも、ぼーの(@nobo0630)です。

毎週金曜日恒例の「週刊エッセイ」です。今週は土曜日から失礼します。

ひとつよしなに🙇‍♂️

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歳を取るってことは。【3月12日(金)】

今年の11月でV6が解散するらしい。1995年に結成した彼らのことを、僕は幼稚園児の頃から知っていました。きっかけはおそらく、長野博さんが主演を務めた『ウルトラマンティガ』だったと記憶しています。あの頃の少年は、誰もがダイゴ隊員になりきったことでしょう。そして個人的にその延長線上にあったバラエティ番組『学校へ行こう!』は、まさしく常に学校での話題の中心でした。ビーラップハイスクールとか、今でも時々YouTubeで見ていたりします。

SMAPが解散し、嵐が活動休止し、なんとなく馴染みのある人たちが姿を見せなくなっていきます。もう僕も28歳ですから、そんな世の中の仕組みは理解しているつもりです。しかしやっぱり、寂しいもんは寂しいですね。

先日、とあるイベントがきっかけで地方の高校生と会話をした時、好きな歌手の話になりました。彼らは次々にアーティスト名をあげていたのですが、僕が理解できたのはRADWIMPSだけ。僕たちの青春時代も彩っていたRADの凄さに感動しつつ、時代の流れを身をもって感じた瞬間でした。

馴染みのある人が見えなくなっていくこと。そして、馴染みのない人が増えていくこと。改めてこれが、歳を取るってことなのかなあと思いました。まあでも、好きな歌手で言うと、僕はずっとMr.Childrenを心に据えていきたいなと、決意のようなものも固められました。時代が変わっていく中で、意地でも変わらないってのもわるくないと思うんですよね。


グレープフルーツを好きな理由。【3月13日(土)】

好きな果物を訊かれたとき、ぼくはグレープフルーツと答える。実際ほんとにめちゃくちゃ好きだし、常日頃から、そう答えられるように準備している。あの酸味と甘味と、ときどき顔を出す苦味と、そして柑橘系特有の瑞々しさがたまらない。果汁100%のグレープフルーツジュースも好きだし、居酒屋ではグレープフルーツサワーも結構注文する。

ただ、そんなグレープフルーツを好きな理由のひとつとして「万人受けするものではないから」ということも含まれている。というかひょっとしたら、こちらの割合の方が大きいのかもしれない。

たとえば人気のイチゴや桃、メロンが野球で言う“クリーンナップ”だとしたら、グレープフルーツは“下位打線”だと認識している。中学時代からグレープフルーツを好きだったぼくには、給食の時間、別に要らないというクラスメイトのそれがトレイいっぱいに寄せられた。その日の部活では必ずお腹を壊していたのだが、そんな日の目を見ないところが愛らしく思えたのだ。それに、“斜に構える”クセを持つ自分らしさも演出してくれているような気もしている。

好きなものを愛せること。それももちろん大切なんだけれども、好きなものを好きな自分も愛せるかどうかを、ぼくは大切にしているのだなあと、グレープフルーツを通じて考えた。なぜか、今。

考えすぎず、感じること。【3月14日(日)】

コピーライターの師匠のもとで働いていた時、事務所で頭を抱えていたら「お前はもっと足を動かしたほうがいい」と言われました。たしかその時は冊子のデザインとかに悩んでいて、近くの駅前の本屋まで行って雑誌を読みあさってこいと言われましたが、それ以来「体験すること」の重要性を教わりました。アウトプットを必要としているのなら、まず自分で実感してインプットすることが重要なのですね。

今、そんな師匠の教えを握りしめる自分がいます。ぼくは近い将来、地元の宮城県のために生きたいと思っているのですが、最近何ができるのか、また何がしたいのかが分からなくなってきました。

だから来月、また宮城へ行ってみようと思います。いつまでも東京のアパートで悶々としていては、仕方がありません。もちろんインターネットで画面を通じて情報を得られる部分もありますが、限界があります。というか僕は、現地の雰囲気とか人間関係とか、ネットじゃ分からないことにこそ可能性があると思うのです。

地方創生を支えるライターとして、あるいはプランナーとして、これから自分が何ができるのか。そして年内に掲げているUターン移住を、どのようなかたちで実行すべきなのか。宮城を体験することで、考えを深めていきたいと思います。


2軍より苦しい1軍で。【3月15日(月)】

昨日のテレビ朝日系『GET SPORTS』に、プロ野球北海道日本ハムファイターズの栗山英樹監督が出演されていました。かつて同番組のキャスターとしても活躍されていた栗山監督にとって、いわば“古巣”とのインタビュー企画。MCの南原清隆さんは、親しみや敬意を込めて「栗さん」と呼びます。

野球好きとして最も印象的だったのは、昨シーズンの清宮幸太郎選手の話です。早稲田高校で1年生から甲子園出場を果たし、ドラフト会議では7球団が競合。多くの期待や注目を集めたスター選手は、3年目を迎えたプロの1軍の舞台で、苦しんでいました。ファンや首脳陣が、そして自身が思い描く成績を残せていなかったのです。

「幸太郎は苦しんでいた」「周囲からよく『なんで2軍に落とさないんだ』と言われました」などと振り返った栗山監督ですが、こう続けます。「ただ、おそらく彼にとっては初めての挫折で、絶対にこの苦しみから逃しちゃいけないと思ったんです」。栗山監督は、活躍できる2軍よりも活躍できない1軍にいるほうが、将来のチームや清宮選手のためになると考えていたわけです。

なんだかハッとさせられました。今の自分は、2軍でヒット打って満足していないだろうか。ちゃんと1軍の環境とリンクできているのだろうか。思えば最近の自分は、挫折というものから逃げ回っているような気がします。まあそれも生き方のひとつであると信じてはいるのですが、今後の自分の選択を見直してもいいのかもしれません。そんなことを僕は昨日、栗山監督から教わったような気がするのです。



宮城のためになること。【3月16日(火)】

昨年の秋頃から、僕は地元の宮城県へUターンすることを考えています。その理由を一言で表すならば「より好きな場所のために、より好きな人と生きたいから」といったところでしょうか。移住に関するイベントへ積極的に参加し、宮城の各市町の移住・定住担当者とも関係性を築くことができています。

東京で暮らしている今は、宮城との関わり方を考えています。というのも、宮城の企業への就職や地域おこし協力隊への就任といった選択肢は、なかなか考えられていません。もちろん頭には浮かんでいるのですが、自分の“社会不適合者さ具合”から、自信を持つことができないのです。だから今のように、個人レベルで人間関係を築き、仕事を任せてもらえるように頑張りたいと思っています。そのためにも、自分が何をどうすれば宮城のためになるのかを考えているのです。

ただ、もういっそ黙って移住することが、まず何より宮城のためになるのではないかとも感じています。まずは自分が移住すべきではないかと。何なら、ぐっと歯を食いしばって地域おこし協力隊に応募した方がいい気もします。現地の移住コーディネーターの方によると、たとえば僕のライターとしての発信力は、今の宮城で武器になってくれるらしいです。

とりあえず来月は宮城へ「お試し移住」の制度を使って滞在しようと思います。東京のアパートで悶々としていても仕方ありませんからね。まずはしっかり責任を持って、自分で自分をワクワクさせていきたいと思います。


地方での「書く」の可能性。【3月17日(水)】

先日、宮城県沿岸部の冊子の制作に携わりました。空き家の情報がメインテーマだったのですが、各自治体の移住・定住担当者同士が対談する企画記事も含めて、一部の取材・執筆を任せてもらえたのです。沿岸部には縁もゆかりもない僕を仲間に入れてもらえたことにとにかく感謝していますし、初めて地方に自分の「書く」スキルを活かせたのではないかと、嬉しく思っています。

僕は昨年の秋頃から、地方での活動に興味を湧かせています。いわゆる地方創生やまちづくりなどといった分野で、自分の「書く」を活用しながら貢献できないかと考えているわけです。おもに今回のような冊子制作や、SNSを含めたWebでの発信において、ざっくり取材・執筆で力になれそうだと感じていました。

ただ最近になって、地方での「書く」にはもっと大きな可能性があるのではないかと感じています。例えば、僕がこれまで通ってこなかったプレスリリースなどの広報活動であったり、新型コロナの影響で急増した自治体にまつわるクラウドファンディングの、プロジェクトページのライティングであったり。あと個人的には、最近UXライティングなんていう分野にも興味が湧いてきました。

正直テキストの畑を離れて、デザインとか撮影とか、そっちの方に触手を伸ばそうともしていました。が、やめます。「書く」人間として、僕にはまだまだまだまだ、やるべきことがありました。ただ幸い、それは僕のやりたいことでもあります。今後も地方の人との関係性を広げつつ深めつつ、自分が関われる地方の課題を探します。とりあえず明日は、有楽町のふるさと回帰支援センターに行ってきます。


ワクワクは、自分で作れる。【3月18日(木)】

昨日のnoteの最後に記した通り、今日は有楽町駅前の「ふるさと回帰支援センター」に行ってきました。なんやそこどこやねん、って思われてる画面の向こうの関西出身の方、きっと少なくないと思います。こんばんは。検索から引用すると、こうです。

認定NPO法人ふるさと回帰支援センターは、全国45道府県の地域情報をそろえ、地方移住や田舎暮らしをしたいみなさんをサポートする移住相談センターです。

ビルの半フロア(?)一体に各道府県のブースが設けられており、各担当者も基本的には常駐。また各自治体のパンフレットや冊子、イベントに関するフライヤーなども完備され、東京という大都会からでも、全国の地方の情報を集められるのです。



ってことでぼくは今日、昨年の秋頃に知り合えた宮城の担当者のもとへ「お試し移住」の相談に行ってきました。同世代で接しやすい彼女のおかげで、これまで一度も行ったことのなかった県南地域へ、来月にも足を運べそうです。もちろん、ウイルスの感染状況にもよるとは思うんですけどね。

ただ、今のぼくはとてもワクワクできています。また新たな扉が開けたような、清々しい感覚。まだ見ぬ人や環境に出会えるのが、もう今から楽しみで仕方ありません。



つくづく思うのですが、やっぱり楽しみは自分で作るものなんですよね。ワクワクできず悶々として不安を抱えている時は、ぼくの場合だいたい暇しています。頭の中ばかりが忙しくて、現実では手足が動いてないのです。思えば最近は、まさにそうでした。

だからそういった、ワクワクを作るアクションを意識した結果、今日は有楽町にいたということです。そして来月は、宮城の県南地域にいる予定です。今後も「不安=暇」を意識して、しっかり自分で自分のワクワクを作っていこうと思います。


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