どうも、ぼーの改め大村(@nobo0630)です。僕はいま東京都在住ですが、地元の宮城県へUターンしようと1年ほど企み、さまざまな地域へ足を運んでいます。
今月は、お笑いトリオ・パンサー尾形貴弘さんの故郷でもある宮城県東松島市(以下ひがまつ)の2泊3日のツアーに参加してきました。
「地域おこし協力隊体験ツアー」とのことで、来年度に向けて募集する協力隊の受け入れ先を巡ることがメイン。しかし決してそれだけではなく、観光地や特産品も見られて、また地域のイベントにも参加できる盛りだくさんの内容となりました👏
本記事はちょっとボリューミーですので、もし今、あなたがヒマで死にそうなら読み進めてください🙇♂️
ちなみに「令和3年度 東松島市地域おこし協力隊 募集要項」は→こちら!
1日目【観光】
1日目のテーマは、ひがまつの観光。ちなみに今回の参加者は、3組のファミリーを含めた総勢13名(うち子ども5名)となりました。
それぞれ移住イベントやWebで今回のツアーを知り申し込んだようです。
あ、言い忘れてました、参加費は無料でした。宿泊費・食費込みで、無料です。…太っ腹すぎて意味が分かりません🙄笑
集合は昼過ぎ、JR野蒜駅。
仙台市と石巻市を繋ぐ「仙石線」の野蒜駅に着くと、南三陸観光のバスがお出迎え。
フロントガラスの名札(?)も、しっかり設定されていました😊
僕はひがまつの移住コーディネーターの方と「どうも〜」なんて再会し、検温・消毒を経てバスへ乗り込みます。
オリエンテーションと自己紹介。
野蒜駅から1kmほど、5分も経たずに到着した最初の目的地は、食事・宿泊・医療の複合施設「いろどりの丘」。
レストランやカフェ、ホテルに岩盤浴、そしてクリニックや介護施設が一体となった“新たなライフスタイルの発信地”です。
窓からは多くの光が差し込み、家具は全てIKEAで統一。どこを撮っても画になってしまいます😳
ここではまず、オリエンテーションを受け自己紹介をしました。参加者は、自分も含めてみんな関東から来ていたようで、そして偶然にも3人の奥さまがみんな宮城出身とのこと。
その後、施設の代表の方に案内もしていただきました。なお、協力隊の受け入れ先にもなっています。
▼いろどりの丘▼
irodori.jmdo.org
遊覧船で海へ。
次は遊覧船で、石巻湾に面した海岸「嵯峨渓(さがけい)」を海上散歩⛴
運転手のおっちゃんのガイドは情報も訛りもたっぷりで、およそ1時間はあっという間に過ぎていきました。
子どもたちも大きめの救命胴衣を身に纏い、海での時間を楽しんでいたようです。
▼嵯峨渓遊覧船(奥松島公社)▼
www.okumatsusima.jp
震災伝承館で、過去を知る。
続いて東松島市震災復興伝承館へ。
ここはかつてJR野蒜駅だった場所で、東日本大震災による津波の被害を受けたことで今回集合した場所へと移転しました。現在の駅は、海から離れた高台に位置しています。
勉強熱心な伝承館の若きスタッフが、終始詳しく説明してくれました。
▼東松島市震災復興伝承館▼
www.city.higashimatsushima.miyagi.jp
豪華な夕食と交流会。
そして一行は、1日目の宿泊先でもある「KIBOTCHA(キボッチャ)」に到着。
津波の影響で廃校となった旧野蒜小学校の校舎を活用したこの施設は、大人も子どもも「防災」を学ぶことができ、食事や宿泊も楽しめます。
ちなみに「キボッチャ」とは、希望・防災・未来(フューチャー)を掛け合わせた造語だそう。
食堂で行われた夕食会には、東松島市の現役の地域おこし協力隊やOB、あるいは職員さんたちも駆けつけ、豪華な料理とともにそれぞれの経験や目標を語らいました。
大人たちが話に夢中のなか、子どもたちは飽きたり眠くなったりしていましたけどね😅まあこれはしょうがない。
20:30に食事会はお開きとなり、ツアーの参加者たちはそれぞれの部屋で眠りにつきました。
▼KIBOTCHA▼
kibotcha.com
2日目【体験】
体験と銘打たれた2日目のメインは、いよいよ地域おこし協力隊の受け入れ先の施設・団体を廻ること。ちなみに7時からは、キボッチャにて焼き鮭をメインとした朝食をいただきました😎
そして、現役の協力隊であるサンドアーティスト・保坂さんが制作中の“砂像”も見学。前日は暗くて見えませんでしたが、砂でできた彫刻の存在感は圧倒的で、神秘的な雰囲気すら感じさせます。
夕食会での保坂さんとの会話はとても刺激的だったので、以下のnoteにも記してみました。よろしければ。
水産業の現場へ。
そうこうしているうちにバスが迎えに来てくれて、2日目はまず牡蠣を養殖する奥松島水産に到着🚌
水揚げしたばかりであろう大量の牡蠣を、皆さん慣れた手つきで仕分けられていました。翌日のイベント出店へ向け忙しそうな雰囲気😳
そんな中でも応対してくれた代表の阿部さんは、震災の被害にも屈さずに前を向き続ける“若きホープ”で「うちは厳しいんで覚悟ある人に協力隊として来てほしい」と言いながらも、終始優しい口調でお話ししてくれました。
▼奥松島水産▼
www.umakaki.com
砂浜と戯れる。
水産業の現場を後にしたら、今度は野蒜海岸の砂浜へ。
ここにも保坂さんが造った砂像が聳え立ち、みんな写真をパシャパシャ📸
子どもたちは貝殻を集めたり波と戯れたり、普段なかなかない海との時間を楽しんでいました。
ランチと盆栽。
その後は「地域に賑わいを生み出す」をミッションに掲げる奥松島クラブハウスへ。
風情を感じさせるこの施設は、おもに3つの飲食業から成り立ち、今回はそのうちの名物の海苔そばと木桶寿司を堪能。
ここでは盆栽や庭園を手入れする庭師の協力隊を募集しているそう。めちゃくちゃニッチだけど(笑)だからこそ刺さる人もきっといるんだろうなあ😏
▼奥松島クラブハウス▼
omch.jp
農業体験と教育論。
次は減農薬野菜をはじめ、お米や地域の特産品の販売を行う農家よつばファームへ。
ここでは雪菜の収穫・包装体験をさせていただきました。
また、運営責任者の熱海さんは4人の子を育てるパパでもあり、参加者のパパママとは農業だけでなく地方の教育論についても語らい合っていましたね🤔
▼よつばファーム▼
www.yotsuba-farm.co.jp
花屋さんも募集中。
そしてこの日最後の受け入れ先紹介は、親子で営んでいる松岡生花店。
代表の松岡さんはフラワーアーティストとしてきくつかの受賞歴をお待ちですが「花の経験はなくていい、むしろない方がいい」と仰っていたのが印象的でした。
また、その松岡さんが経営するHarappaでも協力隊を募集中。
ひがまつの野菜や名産品が並ぶこの市場は、地域の元気づくりに貢献することを目指しています。
僕もちゃっかりお土産を買わせていただきました🙄
▼松岡生花店▼
matu-f.hanatown.net
▼Harappa▼
www.h-harappa.com
夕暮れ時に地元のホテルへチェックイン。
てなわけで、盛りだくさんの2日目もここまで。地元のビジネスホテルにチェックインしました。
ちなみに夕飯はコンパクトなバイキング形式で、各世帯が自由な時間でご飯。
僕は、ツアーに参加していた大学3年生のユウくんといっしょに食べました。
▼バリュー・ザ・ホテル東松島市矢本▼
valuethehotel.jp
コスパ最強の駅前居酒屋「庄ちゃん」。
と、このまま就寝かと思いきや、移住コーディネーターのまさよねーさんに声をかけてもらい、ユウくんと協力隊の方と4人で、JR矢本駅前にてちょこっと飲みました。
ラーメン居酒屋 庄ちゃんのオススメは、おつまみ3品プラスドリンク1品で1500円の「単身赴任セット」。
ひとつひとつのおつまみはしっかり食べ応えがあり、僕はバイキングで食べたことをこっそり後悔しました。笑
▼ラーメン居酒屋 庄ちゃん▼
tabelog.com
3日目【産業祭】
ホテルでこれまたバイキング形式の朝食を各自食べてから、3日目は10時にホテルを出発。
この日はちょうど「東松島市産業祭」という地域のイベントが行われる日で、そこへの案内がメインといった感じでした。
矢本駅前の「まちんど」を見学。
ただ、イベント会場へ行く前に、まずはみんなで矢本駅前へ。
「東松島あんてなしょっぷ まちんど」は、地域の特産品を取り揃えるとともに、オリジナルのコーヒーやスムージーも販売。
無料のWi-Fiとテーブルも設けられ、コワーキングスペースとしても利用が可能です。
また、まちんどの前には、これまた保坂さんが制作した砂像が。アートで地域を盛り上げ、ひがまつ独自の話題も提供しているんですね👏
▼東松島あんてなしょっぷ まちんど▼
www.machindo-higamatsu.com
産業祭とブルーインパルス。
そしてお待ちかねの産業祭は矢本東市民センターをおもな会場として、市内の農家や飲食店、水産業者などから35のブースが出店。地元で生産された野菜や加工品などが販売されました。
また、地元産の蒸し牡蠣が2500人に無料で振る舞われるコーナーも設けられ、僕らもちゃっかりいただきました。
その後12時に再び集合して、クロージングへ。なんとイベントに訪れていた市長まで顔を出してくださり、まさかの名刺までいただけました😳
この距離感が“ひがまつイズム”なのかもしれません。
一行が解散してから、僕は14時にブルーインパルスが飛行を見せると聞いていたので、ユウくんといっしょに会場に残っていました。
そして、時間通りにショーが開始。30分ほどアクロバット飛行を見せてくれました。
僕はなんとか動画に収めていましたが、立派なカメラを持ったユウくんがばっちり写真を残してくれたので、ここにこっそり貼っておきます🙄
また会おう、東松島。
ブルーインパルスを見届けてからは、車で矢本駅まで送ってもらい、ひがまつへ別れを告げました。
5回目ほどの訪問になった今回もだいぶ楽しませてもらいましたし、また良い出会いに恵まれたなあと思います。
そして決して協力隊にならなくとも、いよいよ移住を具体的に考えないといけないなと思いましたね🤔
まあ移住は焦ってやるものでもないですし、あくまで方法であり目的になってはいけないとも思うのですが、今後ひがまつの魅力的な人々の近くで過ごせたらいいのかなあと思っています。
ということで、ここまで長くなりましたが、以上が体験ツアーのレポートでした(一部いっしょに廻った皆さまの写真を使わせていただきました。感謝申し上げます。)。
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます🙇♂️
最後にもう一度「令和3年度 東松島市地域おこし協力隊 募集要項」は→こちら!