どうも、ぼーの(@nobo0630)です。
突然ですがみなさん、他人に何かを頼むことって、得意ですか。
ちなみに僕は「断られたらどうしよう…」とか「甘えるのは得意じゃないな…」とか、そんなことを考え迷いが生じてしまいます。あまり得意ではありません。
ということで今回も前回同様、かつて大手広告会社「博報堂」でコピーライターを務められていた佐々木圭一さんの著書『伝え方が9割』から、コトバに関する情報をシェアします。
サクサク読めて、何気ない実生活にも役立つ内容となっていますので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
出典:伝え方が9割
まずは書籍の紹介から。
ダイヤモンド社から、これまで2作が出版されています。
どちらもイラストが使われており、そして内容も分かりやすいため、とにかく頭に入ってきやすい印象を僕は抱いています。
「ノー」を「イエス」に変える技術
前回の記事では「強いコトバの作り方」をシェアしましたが、今回のテーマは「ノー」を「イエス」に変える技術です。
この記事の冒頭に書いたように、誰かに頼み事をする時や、例えばデートに誘う時など、人生のさまざまな場面で役に立つと思います。
さっそくですが、佐々木さんが考える「イエス」に変える3つのステップはこちら。
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
コミュニケーションの基本的なことなので、ある程度想像はつくことでしょう。具体的には、以下のようなイメージになります。
「イエス」を作る7つの技術
佐々木さんは本の中で、「イエス」を作る7つの方法を紹介してくれています。
1.相手の好きなこと
例:デートしてください→「驚くほど旨いパスタどう?」
まずは、相手の好きなことを想像し、提案すること。
デートの時に限らず、SNSなどで相手の趣味をリサーチしてリーチすると効果的ですね。
2.嫌いなこと回避
例:芝生に入らないで→「芝生に入ると、農薬の臭いがつきます」
こちらはいわば、“やわらかい脅し”のようなイメージでしょうか。
上記の例では「芝生に入らせない」というように、まずしっかり目的を見据えて上手く誘導したいところですよね。
3.選択の自由
例:デートしてください→「驚くほど旨いパスタの店と、石釜フォカッチャの店どちらがいい?」
デートの「イエスorノー」で迷わせることはなく、デートは前提に「パスタorフォカッチャ」で迷わせる。
これなら確かに、はじめは行く気がなくても「じゃあどちらかと言えば…」となるような気がします。
4.認められたい欲
例:残業お願いできる?→「きみの企画書が刺さるんだよ、お願いできない?」
いわゆる自己顕示欲を刺激する手法。
すこし“ヨイショ”して、相手に気持ちよく引き受けてもらいましょう。
5.あなた限定
例:自治会のミーティングに来て→「他の人が来なくても、〇〇さんだけは来てほしいんです」
“限定”や“特別”に弱いのが、人間の性。
「あなただけ」というニュアンスを上手く伝えたいところです。
6.チームワーク化
例:勉強しなさい→「いっしょに勉強しよう」
1人では難しくても、誰かとならできてしまう。
多くの人に、そんな経験があるのではないでしょうか。
他人を巻き込むことで自分にも良い影響を生み出せば、もう申し分ありませんね。
7.感謝
例:領収書をおとしてください→「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか」
誰かに感謝されることを嫌がる人は、そういないと思います。
また、他人に感謝できる人は多いようで少なくも感じられる。
自分の評価も上げつつ、他人と良好な関係を築いちゃいましょう。