ブログ開設から7年が経った。その当初はフリーランスだアフィリエイトだ「ブログ飯」だなんだと、個人的に新たな言葉を目にした。なんだか生きづらさも感じながら、社会との距離感を測っていた20代半ばの僕にとっては、とても画期的な稼ぎ方だった。その生き方を知って、即座にあこがれを抱いた。
リボ払いで購入したあこがれのMacBook(完済して今も使っている)で、Google検索するがままにブログを開設し、はてなブログPro(有料会員)の利用を始めた。もちろん、独自ドメインも契約した。
しかしながら結果として、僕はブログ飯にたどり着けなかった。あくまで僕は自分のために書くことが好きだったようで、SEOやテンプレを意識して書くことは、ブログに感じた希望とは掛け離れていたのである。
すっかりブログの更新も途絶えていた中で迎えた今年の1月、はてなブログProと独自ドメインの更新の時期だった。後者は自動で更新されたものの、前者は更新されず仕舞い。当然、それではドメインにアクセスしても表示はされなくなっていた
それでもいいやと、いわば投げやりになっていたのである。何のために契約しているのか、分からなくなっていた。2月になってからも、僕はブログを放置した。
ただ、心の片隅にはブログへの思いがあったことにも気づいていた。一応せっかく7年も継続して、せっかくドメインも取得できた場所を、失ってもいいのか。持ち前の貧乏性も相まって、自分自身に問うていた。
そして不思議なもので、ブログを失ってからというもの(無料会員の状態としては存続してたけどね)、ここにアウトプットしたいことが思い浮かぶようにもなった。
たとえば、地域おこし協力隊としてのコラム。これから本格的に地域で起業するストーリー。そのための企業研究。
僕はこの場を失ったことで、自分の新たな思いや熱量を見つけられたのである。
ブログ飯を目指したストーリーは、ひとまずこれまで。
これからは“シーズン2”として、改めて自分の書きたいことを、自分のスタイルで書いていく。それこそがコミュニケーションとして真っ当なのではないかとも、年齢を重ねることで感じられている。
自分なりの発信を、リアルな活動を、何より充実した人生を、改めてこのブログと共に探究していきたい。