中島、堂安、南野。
若い力が躍動し、日本代表がゴールラッシュに沸いた代表戦ウィーク。
今回は、その前におこなわれた、プレミアリーグ第8節レスター対エヴァートンのサッカーブログをお送りしていく。
第8節vsレスター
プレミアリーグ第8節
レスターvsエヴァートン
1−2リシャルリソン(前半7分)
リカルド・ペレイラ(前半40分)
ギルフィ・シグルズソン(後半32分)
この試合では、これまで左サイドで使われてきたFWリシャルリソンが、トップの位置で使われた。そしてリシャルリソンがいた左サイドに起用されたのは、彼と同郷のFWベルナルジ。スタメンはこのようなかたちだ。
躍動したブラジルFWコンビ
エヴァートンでは初めて、最前線でプレーしたリシャルリソン。プレーの精度やまわりとの連携が懸念されたが、まったく問題なかった。
むしろ個人的には、前線からのプレッシングやボールを収め味方に叩く場面など、これまで同じ位置で使われてきたFWトスンやFWルーウィンよりも好印象を受けた。
そして左サイドに入ったベルナルジは、抜群のキープ力とテクニカルなドリブルで左サイドを制圧。特にこの試合の先制点は、ベルナルジが生み出した得点と言っていい。
2つの切り返しで左サイドを攻略したベルナルジが、左足で柔らかいクロス。レスターDFの対応のまずさもあったが、中央でフリーになっていたリシャルリソンが丁寧にゴールネットへ流し込んだ。
ペレイラの同点弾
しかし、HOMEの大声援を受けるレスターも反撃。前半39分、エヴァートンのCKからクリアボールを見事につなぎ、最後はペレイラがケニーをフェイントで交わしフィニッシュ。
前半は1-1のタイスコアで折り返す。
モーガンが退場した後半
迎えた後半、18分。前半からボールをうまく収めるリシャルリソンに手を焼いていたレスターのCBモーガンが、2枚目のイエローカードを受け退場に。
これを受けたピュエル監督は、FWイヘアナチョに代えMFオルブライトンを投入。4−4−1のフォーメーションにし、守りに備える。
そしてその采配を受けたエヴァートンのマルコ・シウヴァ監督は後半26分、MFデイビスに代えトスンを投入。ここでベルナルジが中央、リシャルリソンが左サイド、MFシグルズソンがボランチに移り、前線に人数を割く攻撃的なシステムとなった。
後半26分からの両チームのフォーメーションは、このようなかたち。
エヴァートンが攻め込み、レスターはFWヴァーディを中心にカウンターを狙う。そんな試合の流れとなった。
ギルフィのゴラッソ
守りを固めるレスターを相手に、なかなかゴールネットを揺らせないエヴァートン。
しかし後半32分、ワンフェイクで相手DFをかわしたシグルズソンが、相手のバイタルエリアに侵入し右足でミドルシュートを放つ。
レスターの名手シュマイケルでも届かない、この上ないコースへと、ボールは弧を描いた。
リードを許した1人少ないレスターは、後半41分にFW岡崎慎司を投入し反撃を試みたものの、結局スコアは動かず。そのまま試合終了となった。
今夜はHOMEでパレス戦
前節、AWAYで勝利をつかんだエヴァートン。
戦前の予想通り"守りを固めてこない"4バックの相手には、今季取り組んでいるポジショナルプレーが奏功していた。
【PL第6&7節】4バックを相手にした時は、ある程度の手応えが。【エヴァートン】
日本時間の今夜24:00キックオフ、第9節の相手クリスタル・パレスがどのようなオーガナイズを組んでくるかは、正直わからない。
とはいえ、今のエヴァートンには期待してしまう。
個人的には、前節と同じようにトップにリシャルリソン、左サイドにベルナルジを配置するシステムを見たい。しっかり観戦し、またここに記したいと思う。
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