今の生活をつづけていいのだろうか。この先、しっかりとした人生を歩むことができるのだろうか。
日々の中で、ふと「不安」に苛まれてしまう瞬間がある。
そんなときは、ぼくが好きなオードリー若林正恭さんのエッセイのなかにあった言葉を思い出すことにしている。
社会人大学人見知り学部 卒業見込
2008年のM-1グランプリで敗者復活戦から勝ち上がり、そこから一気にブレイクを果たしたオードリー。
この本には、当時テレビに出始め「社会の中で生きる」ことになった若林さんの、複雑で繊細な心情が描かれている。
若林さんも、将来に対して不安や葛藤を抱いていたようだ。
ネガティブへの対抗策
長い下積み生活の中で、いろいろ考えすぎてネガティヴになる癖がついてしまったという若林さんは、あるときネガティブに対抗するヒントを見つける。
それは芸人仲間と温泉旅行に行ったとき。旅館での夜、ちょっとしたゲームに没頭していると、ネガティブな気持ちを忘れることができたらしい。
それに気づいた若林さんは「没頭ノート」なるものをつくった。これから没頭したいことを書き込んでおき、ネガティブが顔を出しそうになったらそこに書いたことに取り組むのである。
ネガティブを潰すのは、ポジティブではない。没頭だ。
「不安」の対義語は「没頭」
これを読んでから、不安に苛まれるときは「没頭」できていないときなんだなぁ、と思うことにした。
不安なときは、没頭できることを考えていない、見つけるための行動が足りていない。
つまり不安は、生きることをサボっているサイン。時間を持て余しているのだ。
自問自答で不安を解消しよう
不安を感じているとき、手は動いているだろうか。頭ばかりが動いてないだろうか。不安を解消するための行動を起こせているだろうか。
そんなことを自問自答しながら、不安と向き合っていこう。
没頭できることを見つけよう。没頭できることに取り組もう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
芸人さんの本には、心地よいユーモアがありがち。