0→1(ゼロカライチ)

地方創生に興味ありまくりな29歳コピーライターのブログ。

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【週刊エッセイ#73】かたちにならないアイデアたち。

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どうも、大村(@nobo0630)です。

先週はおさぼりしまして、2週間ぶりの週刊エッセイとなります。

まあ、自分にムリのない範囲で活動しましょう🙄

地域おこし協力隊としての活動やそれを通しての考えを発信することも頑張りたいです。

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新生活の幕開け。【4月1日(金)】

いよいよ、宮城県美里町の地域おこし協力隊として新年度を迎えた。きょうは辞令交付式。新たな道へと踏み出す職員たちの名前が読み上げられ、委任状の授与が繰り返された。僕はその様子を卒業式のようだなあとノスタルジックに眺めていて、その後、今年度から採用された我々4人の協力隊は壇上で挨拶をさせてもらった。

その4人の協力隊とは、きょうが初めての対面。みんな僕より歳下で、そんな彼らの姿を見ると、ちょっと襟を正すというか背筋を伸ばす自分もいた。が、どうせそんなメッキは簡単に剥がれていくし、なるべく自然体でいようと思う。所詮、自分にできることは限られている。



お昼頃に解散となってからは、引越し作業へと取り掛かった。つい最近ハイエースに詰め込み実家に下ろしていた荷物を、新居のアパートへと移動させる。担当の課長が公用車の軽トラックに乗ってうちまで来てくれた。また、同じ課の男性も駆けつけてくれて、1時間もかからずに荷物の移動は終わった。まだ家具の配置やライフラインは整っていないが、いよいよ本格的な新生活の到来を感じている。

ということで、そんな僕の新生活に花を添えてくれる方、お待ちしております。図々しくも、このnoteを見てくれているようなあなたに祝ってほしいと思っています。これから1週間、ひょっとしたら下記リンクを貼り続けるかもしれませんが、ご容赦いただけると幸いです。

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お風呂以外は全部ある。【4月2日(土)】

きのうカギを渡された新居の整備が、着々と進んでいる。電気と水道を開けてもらい、きょうはネットも通った。あと照明やカーテンはニトリで買ってきて、あすの夜からでも“あっち”で生活しようと思っている。地元で一人暮らしすることになるとは、なんとも不思議な感覚になりそうだ。今さらながら。

ただそんな中、唯一ガスだけが通っていない。きのう管理会社に来てもらってはいたのだが、給湯器が壊れてしまっていたのだという。今週中にも新しいものに交換してもらえるらしいが、それまではお湯やコンロが使えない生活を余儀なくされるようだ。

と、いうことで、月曜日からはお風呂に入るため実家へ通うことにした。母親は「せっかくだからついでにご飯も食べていきなよ」なんてことも言ってくれて、ありがたい限りである。僕と同じ宮城県美里町の地域おこし協力隊の隊員には県外から引越してきた人もいるため、まだ同じ町に実家があるうちのガスが通らなくてよかったのではないかとも思う。まあ、ほかの彼らの状況は想像でしかないのだが、これからはお風呂だけがない生活の始まりだ。いや、ポジティブに言うなれば、お風呂以外は全部あるということである。



そして連日ながら、Amazonのウィッシュリストを貼り付けようと思う。今回の引越しに、あるいは協力隊の着任に、どうか花を添えてくれる方を募ってみたい。よし、今週はウィッシュリスト週間である。読者が減らないことを祈りつつ、でもまあそれもそれでいいかとも思いつつ、気長に待ってみたいのである。

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【改めて報告】宮城県美里町の地域おこし協力隊になりました。【4月3日(日)】

僕のことを知ってくれていたり、このnoteを読んでくれていたりする方にとっては「改めて」となりますが、4月より地元である宮城県美里町の地域おこし協力隊となりました。1日の辞令交付式では町長から直々に雇入通知書を頂き、いよいよ新生活が始まったんだなあと身が引き締まる思いです。

なぜ東京での約5年の生活を経てUターンしたのか、その理由は大きく分けて3つあると思っています。ひとつ目は、フリーランスとして活動していく中で一人でできることの限界を感じ、誰かのために自分を活かせないかと考えたこと。ふたつ目は、その“誰か”が自分にとって宮城の人々だと解ったこと。そしてみっつ目は、中でもあまり活動が見えてこなかった美里町をチャンスと捉えて、オフィシャルなかたちで関わりたいと思ったこと。ここ1〜2年を大きく括ると、以上のポイントがありました。

明日からは、協力隊としての本格的な活動がスタートします。まずこれからの1週間は「ガイダンス」と銘打たれており、それぞれの目標やそれに伴うスケジュールの設定、あとは“お役所”のしきたりを学ぶ、みたいな内容になるのではないかと想像しています。個人的に組織の中で働くのは久しぶり、なおかつ行政は初めましてなので、不安は決して小さくありません。それでも、時間を重ねて少しは成熟した自分がいてくれるのではないかと、ちょっとした期待も抱いています。新たな環境と新たな生活を楽しみたいと思います。

そういえば、連日公開していたAmazonのウィッシュリストから、今日ふたつも商品が送られてきました。本当に届くものなんですね(笑)、嬉しい限りです。メッセージまで付けてくれた知人には、さっそくお礼を送らせていただきました。ということで、調子に乗って今日も以下に貼りつけてみます。引越し祝いとして、あるいは協力隊着任のお祝いとして、別に送ってやってもいいかもという方。お待ちしております。

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行政探検隊。【4月4日(月)】

いよいよ、地域おこし協力隊としての本格始動。といっても今日は、役場庁舎の各階を挨拶に回った。それぞれの課で隊員一人がひとことずつ喋らせてもらい、これでもかと言うほど自己紹介をした日となった。

初めて行政に身を置く自分としては、各フロアの職員たちの姿を見て彼らが住民の生活を支えているのかと、ちょっと感動めいた感覚が芽生えたりもした。また、教育委員会や町議会の方々ともお会いさせてもらい、これこそが協力隊としての特権ではないかとも感じている。というのも、やはりなかなかそんな行政の主要な組織と関わる機会などないわけで。協力隊という、いわば公認された立場として挨拶させてもらえたことに喜びを感じているのだ。今後、その貴重な縁をしっかり活かしていきたいとも思っている。

そして、課長を含めた5人で庁舎内を練り歩くのは、まるで行政の中を探検しているようだった。それぞれの詳しい事情や役割はまだはっきり言って掴めていないものの、その“存在”はたしかに確認できた。一応かたちとしては、あちらからも自分たちのことを認識してもらったはずだ。これからもズンズン行政を探検していきたいと思っているし、やはり活動に活かせるよう努めていきたい。

かたちにならないアイデアたち。【4月5日(火)】

今日も地域おこし協力隊として、各所へ挨拶回りをした。稼働初日から続いているスーツでの出勤も、もうそろそろ終わりを迎えてくれるだろうか。なんて思いながらも、とりあえず明日もネクタイを締めて行ってみようと思う。

地域で働いている人と少しでも触れてみると、誰もがその地域を良くしようと活動していることが感じられる。そして「アレも良いよね」「コレも面白そうだよね」と、新たな企画のアイデアは泉のように湧いている。特にこれまで長い時間を共にしている担当の課長は、ごく自然に次々と、我々協力隊にとって今後の活動へヒントとなるようなことを落としている印象だ。

地方自治体には、というか我が町の美里町には、町をより良くするためのアイデアはある。僕がここまで感じているそれはきっと昨日今日のものではなく、常日頃から地域に携わることで生成されているものだろう。しかし、それらがかたちになっていないというギャップも生じているようだ。課長たちがポロッとこぼすアイデアは、別に面白くなくはない。大きな的外れでやってみる価値すらない、というわけでもないように感じる。では、なぜかたちにならないのだろう。

僕たち協力隊に任されているのは、その「かたちにする」という部分であると認識している。だからこれからの活動を通して、なぜこれまでのアイデアたちがかたちにならなかったのか、その原因を探ることにしよう。無論、まっとうな解決策を打つためであり、そして我々がアイデアを実現するためだ。いったい何が足りていないのだろう。何が障害となっているのだろう。

今こそ、決断で得た特権を。【4月6日(水)】

東京のアパートを引き払ってから、1週間が経った。当然ながら“あの街”の記憶は未だ鮮明で、頭の中なら一瞬で“あの部屋”に戻ることができる。夜の静けさに包まれると「ああ、もう東京には戻らないんだよな」なんて思わされている。

もし今なお東京にいたとしたら、僕はどんな生活を送っているのだろう。ライティングの仕事を継続しながら、宮城をはじめとする地域と関わる機会を伺っていただろうか。つまり心なしか、悶々とした日々を過ごしていただろうか。

今のところ地域おこし協力隊として地方へ入り込めていることに関しては、良い決断だったと思っている。今の自分の精一杯の選択。町に“オフィシャルな”存在として認知され、各部署のお偉いさん方とも次々にお会いできている。未だ地元の役所へ勤めていることは不思議な感覚でしっくり来てはいないが、これこそ自分自身が望んでいることだったよなと噛み締めているのだ。

今週はまず、ざっくり今後1年間のスケジュールを設定する作業に時間が割かれている。担当の課長はハッキリと明言しないものの、そこではすでに協力隊の任期を満了する3年後を見据える必要もあるだろう。きっと苦しい時間も少なくないと覚悟はしているが、協力隊としての“特権”は使い倒したいと思っている。すなわち、おもに町の関係者とのコネクションだ。あまりこういったことを明記することはどうかとも思うが(笑)、自分の決断によって得たそれを、しっかり活かしていきたいと思っている。

新年度、嬉しい悲鳴。【4月7日(木)】

新年度を迎えて、割と慌ただしい日々を過ごしている。怒涛の引越しを経て、地元とはいえ新たな環境へと身を移し、新たな職にも就いた。当然ながら職場は変わり、関わる人々の属性も数も激変した。だいぶ久しぶりに「曜日感覚」なるものが芽生えており、あす金曜日を迎えられることを嬉しく思っている。

僕が関わらせてもらっている各所のコミュニティでも、慌ただしい動きが見られている。新たなる事業へのチャレンジのお誘い、新たなるコンテンツの配信、新たなる活動の告知。それらが急に、そして一気に押し寄せており、本業も含めるとなかなか簡単ではない日々だ。

ただ、これはある意味「嬉しい悲鳴」とも思えている。人間、予定が何もない時よりも、予定が詰まって忙しい時の方がテキパキ動けて結果的に充実する、みたいなことがあるだろう。というか、僕がそういうタイプの人間だ。この新年度の忙しなさを、ひとまず前向きに味わっていようと思う。これを乗り越えた先に、また新たな景色が望めることを信じて。

かのMr.Childrenも言っている。「高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんな」と。


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